TTCNとは
車体整備専攻科車体整備士コース(定員40名[1年制])
※2027年4月より新学科に移行
車体整備専攻科は高度自動車工学科
カスタイマイズコースに進化します
クルマのボデーに特化した
専門性の高い技術力
目指す人物像
● クルマのあらゆる部分を整備・修理でき、レストア(車両の復元)もできる
● 古い技術も新しい技術も柔軟に取り入れることができる
● ボデーから車の状態を見極めることができる
● 品質・安全に対して妥協しない、揺るぎないマインドを持っている
板金
へこんだボデー外板を、たたいたり引っ張ったりして修正。
溶接
損傷状況によっては必要になる溶接の技術も身につけます。
パテ整形
仕上げに、表面をパテで元通りに整形します。
調色
1台1台微妙に違うボデーの色を原色を混ぜてつくります。
塗装
調色した塗料を損傷部位に塗装する重要な作業です。
仕上げ
塗装が終わったパネルの表面を磨いて仕上げます。
車体整備専攻科では、将来、板金・塗装工場などで、マネージャークラスの職に就くことも視野に入れて、一般教養の授業も行っています。
法学(環境・労働安全)
板金・塗装工場のマネージャー職に必要となる、環境や労働安全衛生についての知識を法学の観点から学びます。
品質管理・工場経営
板金・塗装工場の品質管理について基礎から学習し、マネージャー職の視点から品質管理の大切さを学びます。
1年間学んだ板金・塗装技術の集大成として、約6カ月をかけて「レストア」にチャレンジします。学生たちが生まれるよりも前に生産された旧車を題材として取りあげ、板金や塗装はもちろん、それまでに学んだ自動車整備の技術も発揮。学生たちの手で旧車を再生し、ナンバーの取得も行います。レストア体験は授業の復習にもなり、学生のスキルアップにつながることはもちろん、卒業研究として一生の思い出になります。
レストア前
復元は車体だけではなく、エンジンやミッション、ブレーキのオーバーホールなど多岐にわたります。
溶接
腐食が激しい部位は鉄板を溶接し、ボデーを作りこんでいきます。
塗装
当時のカタログをもとに、原色を混ぜて塗料をつくり塗装をします。
車体整備研究科
定員20名 [1年制]
車体整備専攻科で学んだ板金・塗装技術をベースに、より高度かつ最新の車体技術を学ぶことで車体整備のスペシャリストを育成します。また、専門性の高い1年間の学びは、就職後に即戦力となれる実践力も身につきます。
自動車の技術革新は「自動運転」や「電動化」だけではありません。低燃費・安全性・高品質を求めて車体の技術も進化しています。例えば、素材。今までは鉄が主流でしたが、アルミや樹脂、カーボン、FRPといった新しい素材が使用されるようになってきています。また、塗装もよりボデーが美しく見えるような新しい技術が開発されています。このように車体整備が進化するなかで、求められるのがさまざまな車体整備に精通している人材です。車体整備専攻科で学んだ知識・スキルを基本に、最新技術を習得することで車体整備のスペシャリストをめざします。
車体整備研究科での習得内容
センサーエーミング(校正)作業
事故修理後の各種センサーの校正作業を習得し、就職後に活かせる電子制御装置の整備主任者資格を取得できます。
大ダメージ修正作業
車両各方位からの大ダメージレベルのフレーム修正を実施し、より幅広い車体補修技術を習得します。
FRP成型技術の習得
デザイン企画、型づくり、パーツ作製まで一貫したFRP成型の技術を学び、自動車カスタマイズの素養を習得します。
紹介ムービー
学科・コース